壊れかけのサイボーグ

遠くに汽笛が聞こえたあの日は
もう深く深く かすかに聞こえるどこかで
でっかい希望に燃えてた昨日は
もうどこか遠く消えてくロケット花火さ

薄暗い部屋に独りでいるのは
妄想のように夢を見たかった そうなんだ
だけど最近の自分を見てると
もう嘘のように年をとってくばかりさ

もういやなんだ 冷たくされるのは
いやなんだ

人が一度は思ってること それが何の役に立つのか
みんな世の中の流れに流され生きてく
壊れかけのサイボーグ

ジクソーパズルを一人でやるのは
遠い昔にやめたんだ 寂しくなりそうで
クレヨンでなぞる君の似顔絵は
風船のように ふわふわ空へと飛んでいく

もういやなんだ 冷たくされるのは
いやなんだ

人が一度は思ってること それが何の役に立つのか
みんな世の中の流れに流され生きてく
壊れかけのサイボーグ

忘れかけてた あの笑い方も
もう一度思い出したいな

無性に人と話したくなる日は
子猫のように泣き疲れている君を見る
苦笑に顔が引きつっている日は
人形のようにじっと耐えている君を見る

もういやなんだ 冷たくされるのは
いやなんだ

人が一度は思ってること それが何の役に立つのか
みんな世の中の流れに流され生きてく
壊れかけのサイボーグ
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