愛の反逆

重い鎖で からだをしばって
深い海の底に 沈んでしまいたい
君が僕から 離れてゆくなら
愛はかけらさえも 残してほしくない

この街 この道 このお店
この花 このお茶 このピアノ

とりとめもない 話の中にさえ
愛は確かに 育っていたんだよ

枯れた野薔薇で 心をかくして
若い命さえも 失くしてしまいたい
君と僕との 悲しい思い出
他の人を誰も 愛せはしないだろう

この雨 この色 この匂い
この頬 この肌 この涙

ふと触れ合った 小指の先にさえ
愛を確かに 感じていたんだよ

この街 この道 このお店
この花 このお茶 このピアノ

とりとめもない 話の中にさえ
愛は確かに 育っていたんだよ
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