今宵、ライブの下で

きみとの約束の時

待ちきれない
時間の橇(そり)が 滑るように近づいていく
今宵 ライブの下(もと)で待ちあわせた

たくさんひとがいても 遠くからでも
すぐみつけられる
距離感は飛び去って 手をふる 笑顔は跳ねる

おなじフレーズが好きだと聞いて
知って 嬉しかった 階段を駆けあがる、
そんな気持ち
耳もと暖かい

今日のための 服を選ぶ
くちびるに歌をのせる
遅れそうになって走りぬけた木枯らし
すごくどきどきしてる 鏡を覗いてみる
可愛いと思われたいよ
それがいちばんたいせつ じゃないとしても

積もる雪のように 何度も愛を
語りあうよりも
こころを結ぶのは 一度の、一緒の涙

音と音の隙間の暗転
闇に 投げだされても きみの呼吸が
聴こえたら
そっと手をつなぐように

「ここにいるよ ずっとここにいる」

旅にでよう さぁ 音楽という名の旅
耳をすませば どこへでもゆける

待ちきれない
時間の橇(そり)が 滑るように近づいていく
距離感は飛び去る 夢見てたとおりに

きみのため 自分のため 消えない記憶のため
可愛いと思われたいよ
それがいちばんたいせつ じゃないとしても

旅にでよう
少年と少女の淡雪の恋やチケット
勇敢な挑戦や冒険 宇宙へもゆける
ぜんぶこころのなかに
自由にはばたいたら 笑顔や涙あふれる
戻ればいつでも隣にいるの

今宵 ライブの下(もと)で待ちあわせた
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