525ページ

525ページにペンで赤く印をつけたよ

地下鉄につづいてる階段を 1つ飛ばしてゆく
8時5分 各駅の2番車両
白いスニーカーを引きずって ダルそうに歩く君を
見てる時間とても好きよ ほんの一瞬だけど

決まって指を鳴らしはじめだす 退屈そうな授業中の窓
何か探して空を見ている 横顔が好きなの

525ページにペンで赤く印をつけたよ
今はまだまだまだ 叶わないけれど LOVEの文字が4つ並ぶ
挟んでる集合写真 伏し目がちなあなたがいるよね
いつか きっと いつか 私だけに見せる笑顔に変えたい

テレビから流れる着信 ドキってしたりして
絶対あるはずのない電話なのにね
放課後 バスケ 日焼けした顔 走る君はいつでも
輝いてた 汗も笑顔もみんな好きだから

難しい数学の授業より 恋の方程式を解くカギを
教えて下さいよ神様はやく 私だけに

100年先までずっとね一緒だよと海で言われたよ
今はまだまだまだ 夢の中の世界だけなんだ 悲しいけど
本屋の雑誌占いを 全部めくって恋を調べた
きっといつの日にか 五つ星よ ほらね予想どうりね

525ページにペンで青く印をつけたよ
今もまだまだまだ 叶わないままの LOVEの文字が4つ並ぶ
去年の夏の終わりから 不思議な魔法にかかったまま
きっとまた明日は 元気になるよ 君の笑顔に会いたい

(525ページに)…
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