追憶のタンゴ

季節(とき)は流れて あなたも消えて
心もからだも 痩せてゆきます
風の便りを 追いながら
逢いに来ました この町で
誰に思いを 話せばいいの
恋しい貴方は あなたは何処に

今日も空似の あなたの影に
涙があふれて もう歩けない
暗い夜空に 星もなく
遠く灯りも 消えてゆく
女ひとりの 淋しい胸に
恋しい貴方は あなたはいない

固い契りも 誓った夢も
ひと夜の恋だと 笑うのですか
馬鹿な女と 云われても
忘れられない 人だから
うらむことなど 出来ない私
恋しい貴方は あなたは何処に
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