非常階段の下

夜の雨止んだ時に コールのサインに気がついた
夢からいつ戻ってたの? それかあなたの夢の中?
もう待てないと思ったのか 早口で話したようね

途切れていた 暗示があった 乱れていた

いつまででも変わらずに 追いかけているものがある
何度も繰り返して見てる 追いかけられる夢もある
理由は他もあるけど 私はもう行動に出た

非常階段 降りていった

そこはパースの世界 ぎりぎりまで現実じゃない
太陽が燃える仕組みも 月に惑ってる魅惑も
すべてあなたのために 仕組まれた夜のエチュード
私は走り続けた 見つけてもらうために

もうここは危ないかもと 囁く声がしたような
勿論その声はあなたの ものじゃないと分かっていた
画像が乱れてくると 記憶の中 渦を巻いた

分からないよ この世界が 何のために 存在するかは?

黒の姿に追われた 影がその角を曲がって
飛び出してきたから 月夜は照らし出した
逃げ出してきたその影が 少し速度落としたら
並走してる私 その影を見たんだ
それが私だってこと 誰に告げ口もされてない
ただそれが私で 見ているのは誰でも ない

見ているのは すべてであり 誰でもない 同じこと
そこでいった 誰の愛で ここの世界は 出来ていたんだ
また夜が来た
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