the ghost

3階の寝室で生きる秘宝を探してる。
身体の無い僕じゃもう触れる事もできないけど。

きみは天使みたいだなあ。僕に似なくて良かったな。

闇が消えるまで眠るきみを見ていたい。
本当は今すぐでもきみと話したい。

窓際の白い壁や柱に付けた傷跡に沢山の喜びや悲しみが染み付いている。

それは当たり前の風景。だけど尊いんだな。

朝に踊り場で遊ぶきみを見ていたい。
一眼のカメラを持ち、フィルムに収めたい。

きみの小さなその目で見つめるものを一緒に見てみたかったけれど。
いつかはきみと一緒のお墓に入りたいな。

闇が消えるまで眠るきみを見ていたい。
本当は今すぐでもきみと話したい。
朝に踊り場で遊ぶきみを見ていたい。
一眼のカメラを持ち、フィルムに収めたい。
本当だよ!
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