空港物語

雨に煙った 夜の空港
傷つく心を 膝に抱えて
もしもあなたが 隣にいたら
悲しい旅には ならないでしょう
北の夜空へ飛び発つ 最終便で
明日は見知らぬ都会(まち)に 佇むけれども
あなたもう一度 わたしのそばへ
涙がこんなに 止まらないから

GATE(ゲート)が開き 乗客(ひと)の流れに
何度も振り向き あなたを探す
もしもわたしを 呼び止める声
聞こえてきたなら 引き返すのに
北の夜空へ飛び発つ 夜間飛行は
想い出残した巴里(まち)を 見捨てるけれども
あなたちぎれる わたしの胸が
涙がこんなに 止まらないから

北の夜空へ飛び発つ 最終便で
明日は見知らぬ都会(まち)に 佇むけれども
あなたもう一度 わたしのそばへ
涙がこんなに 止まらないから
あなたちぎれる わたしの胸が
涙がこんなに 止まらないから
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