ゼロ距離

君にだけはわかってて欲しい 僕の中の弱い僕を
君だけには言えないってさ 隠してしまうから

「大丈夫?」って問いかける声に 「大丈夫」って頷く僕
震えてる手はポケットの中 しまい込んだまま
それで何を守れるというんだ

ほら ゼロ距離でも届かなくなって 側にいるのに孤独になって
大切の意味がわからない今日だ
“悲しませないため”ってやつが 結局君の涙になって
溢れ出していく

僕にだけは教えて欲しい 君の中に隠したもの
僕だけには言えないとか 思ってるんだろうけど

知ることが全てではないと 必要な嘘もあると
傷つけること恐れてるふりしてて本当は
傷つくことから逃げている僕ら

ほらゼロ距離でも見落としていって 側にいるのに不安になって
大切の意味に怯えてる今日だ
本当は失うほうがもっと 恐いことだとわかってたって
目を逸らしていた

探して 選んで 声にする言葉 違うな 嘘だな こんなのじゃないや
近いようで遠くにいる 君に触れたい

今 震える手を差し出したとして 傷ついても構わないとして
まだ間に合うかな? まだ間に合うかな?
“悲しませないため”ってやつが 結局何より悲しいって
気付いてる今日は
向き合うより重なってたいよ 側にいるとかいないじゃなくて
失くせないものが大切の意味だ
“悲しませないため”ってやつで 守ってたのは君か? 僕か?
何をゼロにしよう
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