手紙返信

太陽と月と僕の友達は
変わらない明かりをくれました
損得、優劣、勝ち負け、輪に慣れず
独り塞ぎこんだ僕なんかに
いい時もある
そうじゃない時もある
人間らしくそれでいいんだ
仲間ってのはいなくならないさ
独りになんかさせやしない

神様でも天使でもないから
いいとこばっかな人なんていない
僕も自分のやなとこと
戦いながら生きてる
全てがいやになりそうで
張り裂けてしまいそうで
でもいつか自分を好きになれるように
生きてる、生きてるんだ

思えば
たどり着いた街灯の下
投げやりな希望で生きてきた
弾かれても光に喰らいつく
あなたも遠くで強く生きてると思えば
怖くない、もう怖くない
ひとりでもひとりじゃないって
教えてくれた
ありふれた毎日のあちこちで

いっそ独りでいたいと思っていたのに
独りじゃいられない夜を知る
振りほどくことのできない
寂しさを連れて生きてた
相も変わらず
愛がわからず
愛想笑って日々をやり過ごす
僕を優しい目で 叱るあなたがいた

たどり着いた太陽の下
涙はここまで運ばれた

神様でも天使でもないから
いいとこばっかな人なんていない
僕も自分のやなとこと
うまくやれずに生きてる
もしも意地悪な世界が僕らを
笑い者にしようとしても
あなたと僕が友達で
最後に笑ってられたらいいさ

ひのひかりの中
小さな肩を組んで遊んだ
幼なじみのように
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