思い込み

何よりまして 自由なものは
心の中の ものおもい
目をひらく以外に とめるものはない

道を横切り 蝶々が飛んだ
白いテープの ひとすじに
なつかしくおもう 遠い運動会

鏡を見れば なぜ僕だけが
風のない日の こいのぼり
まわりがこんなに はねまわっていて

一日ずっと いらついたのは
思いがけなく ある人に
おだやかな人と 言われたりして

サングラスして 逢いにきた君
少しも君に 似合わない
君の場合それは 照れかくしでしょう

疲れたという 気がしてるのは
汚れたはずの 手のひらに
オモチャが残って いるからなんでしょう
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