保津川ふたり

舞い散る落ち葉に 足跡隠し
越える山道 沢の道
心細さに つなぐ指
二度と戻れぬ 嵐山
生きて行けない 離れたら
見上げる吊橋 保津川 ふたり旅

山鳥なぜ泣く 情けがあれば
どうぞ二人を 見逃して
船が見えます 川下り
岩に砕ける 水しぶき
生きて行けない 離れたら
流れに逆らい 保津川 どこまでも

私のものです あなたのすべて
決めてほどいた 女帯
たとえ明日(あした)が 遠くても
恋の運命(さだめ)を 信じたい
生きて行けない 離れたら
滝の音せつない 保津川 ふたり旅
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