北上川

たゆまぬ流れ 岸の風
変わらぬ流れ 今もなお
月日はめぐりて 立ちつくす
北上川に なやみごと
口笛吹いて まぎらした
少年の日の 夕陽影(ゆうひかげ)

悲しい日には 泣きに来た
ささいな事は 気にするな
勇気をもらった この岸辺
北上川は 滔々(とうとう)と
千年そして 二千年
少年の日の なつかしさ

明日(あした)にかける 夢を抱き
希望の灯り 点(とも)しつつ
思い出大事に 生きる日々
北上川は 悠久の
栄枯を写し 流れ行く
少年の日の 夢はるか
×