カシオペヤの後悔

ひどく深い眠りのサイクル
靄のかかる正常な意識

どうして慢心が口を衝いた
身の丈知らずの馬鹿者よ

成したものなど宇宙(そら)の塵ほど 一瞬で消え去るほどのもの

虚しいカシオペヤの後悔 痛いくらい我が身貫く
灼熱のプライドが激しい豪雨に打たれたように冷たい

吹けよ嵐 轟け雷(いかづち)
壊せ砕け 腐った心

思いは彼方まで駆け巡って
記憶はどうしても拭えない

体中に廻った毒を綺麗に失くす血清を

嘘を許してしまうのも それを支配する我が心
コントロールを失くしたら誰にも救えない哀しい暴発ばかり

「夢を見てるだけならいいでしょ? 蒼い海に体浮かべていたい」
古の女神が僕に語りかける

ポセイドンに裁かれて逃れられない罰が下るのか?
もう都合のいい言の葉は誰の耳にも届かないだろう
虚しいカシオペヤの後悔 消える事ない深い傷跡
もう二度とは戻れない 崩れないように
負けないように 時が過ぎるのをただ静かに待ってる
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