岸辺のふたり

草のベンチに
腰をおろして
川に浮かんだ
空を眺めてた

葉っぱの舟で
旅をしてきた
僕らこれから
何処へ行こうか

人ははかないけど
人はあたたかくて
それだけで それだけで
生きる 意味が あるんだね

覚えておいて
僕はいつでも
声をからして
君を呼んでる

時の流れに
夢は移ろい
橋の向こうへ
じきに陽も堕ちる

歩き疲れた
道の途中で
心に咲いた
花を摘もうか

なにもない僕でも
なにかできる気がした
それだけで それだけで
生きた 意味が あるんだね

力なんかは
ないのだけれど
守りたいのは
君だけなんだ

覚えておいて
僕はいつでも
声をからして
君を呼んでる
×