恋人よ

人を信じ抜くということは こんなにも難しいものか
アナタを想えば思う程に 不安や嫉妬がついてまわる
両刃のような恋心よ 想いの分だけ傷は増える
疑うことはそれだけで 悲しいことだと知りました

恋人よ 恋人よ アナタも僕と同じように
愛するがゆえに眠れない そんな夜を越えてきたのか

手にした幸せを失う 怖さに怯えるくらいなら
「そんなものなんか要らない」と言えれば楽になれるのかな
何を犠牲にすることより アナタを失うことが怖い
こんなにも人を愛すことは
強さでしょうか弱さでしょうか

恋人よ 未来なんてどうなるものか分からないが
今日と同じかそれ以上に 明日もアナタを愛している

これから続く永い日々の そのすべての場面をアナタと
分かち合ってゆける幸せよ どうか幻に消えないで

恋人よ 世界を白く染める雪が
音もなく降り積もるように穏やかに愛してゆけたらな
恋人よ 歳をかさねて命尽きて
夜を飾る星になっても 僕のそばにいてくれないか
×