泣き癖

枕濡らした 涙の音で
夢から醒めて 泣きじゃくる
恋しいよ 淋しいよ
粉雪ひそひそ 窓辺に落ちて
言葉少なの ひとだったけど
それがあなたの 優しさでした

別れ話に 悩んだあとは
少し大人に なれたのに
恋しいよ 淋しいよ
冷たい雪なら 春には解ける
だけど寝返る 隙間に積もる
未練どうして 解かせばいいの

氷少しと お酒があれば
うわべは生きて 行けるけど
恋しいよ 淋しいよ
部屋からあなたの 匂いも消えた
私この頃 変わったことは
ひとり夜更けの 泣き癖ばかり
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