ゆめ暖簾

渡る世間の 向い風
胸に冷たく しみ通る
愚痴は言わない こぼさない
も一度暖簾を あげるまで
口紅(べに)をキリリと 引き直し
隠す涙の ひとしずく

我慢堪忍 何事も
お天道様が 見ています
二度と泣かない つらくても
この手で暖簾を あげるまで
意地があります 女にも
今は苦労の まわり道

浮かぶ夜空の 三日月に
無事を祈って 手を合わす
負けはしません 負けません
も一度暖簾を あげるまで
春が来ますね 生きてれば
明日(あす)を信じる 裏通り
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