LIVE REPORT

FLOW ライブレポート

FLOW

『FLOW LIVE TOUR 2009-2010 “Sign”』

2009年12月26日@渋谷C.C.Lemonホール

取材:ジャガー

2009.12.20

2009年、FLOWはエネルギッシュに駆け抜けた。5人で音を出すことの楽しさを再認識したというオリジナルアルバム『#5』に始まり、“夏アルバム”なる遊び心満載の『NUTS BANG!!!』、これまでの軌跡を辿ることのできる『カップリングコレクション』と計3枚のアルバムをリリース。加えてライヴ活動も精力的で、バンドにとっては素晴らしく健全な1年であったように思う。そんな1年を締め括るライヴであり、2010年への第一歩となる本ツアーは、想像をはるかに超えた熱戦となった。

楽器隊と歌との一体感が1曲目から押し寄せる。ツアータイトルにもなっている最新シングル「Sign」では、疾走感あるサウンドに乗って届いたサビの“伝えにきたよ”というフレーズにほろっとしてしまった。バラードだけが感動する曲じゃない。言葉の持つ力と発する側の気持ちによって心揺さぶられるのだ。“やっちゃう時間だよ!!”とKEIGO(Vo)のかけ声を皮切りに中盤はアッパーチューンが炸裂。ここまで来ると、ホールだろうがライヴハウスだろうが関係ない。どこでも、いつでも、彼らのライヴは観客とのタイマンであり、ガチンコ勝負。始めのうちは遠慮しがちで聴いてる人ですら踊らせてしまう。楽しまずにはいられなくさせるのだ。

アンコールでは、客席側の入口からメンバーが登場! まさかの展開に会場も驚きやらうれしさやらで大盛り上がり。さんざん本編で盛り上がったにもかかわらず、アンコールでの熱の上がりようといったら何の。メンバーもさることながら、そんなFLOWを支える観客もタフなんだということが身に染みた。それと度々メンバーも口にしていた“FLOWデビュー10周年”。10周年に向けた彼らの決意もひしひしと感じるライヴでもあった。
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    現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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