LIVE REPORT

The MANJI ライブレポート

The MANJI

【The MANJI】『~MANJIのロックファイヤー~』 2017年5月26日 at shibuya duo MUSIC EXCHANGE

2017年05月26日@shibuya duo MUSIC EXCHANGE

撮影:Mao Yamamoto/取材:土内 昇

2017.06.09

“人は15〜22までに聴いた音楽に生涯支配される”というローリングストーン誌編集長の言葉。まさにそれだと実感した。ジャパニーズロック界の強者であり、曲者でもあるROLLY(Gu&Vo)、佐藤研二(Ba&Vo)、高橋ロジャー和久(Dr&Vo)という50オーバーの3 人が少年のごとく、バンドを楽しんでいるのだからーー。

古き良き時代のロックのオマージュを下地に、やりたい放題に演奏し、かなり屈折したアンサンブルで観客を大いに沸かせる3人。言うまでもなく、彼らのプレイは圧巻だ。佐藤はお馴染みの白い手袋を左手に着用してベースをブリブリに鳴らしているし、ロジャーはドライでクールなビートを叩き出し、ROLLYはいわゆる“顔で弾く”情感たっぷりのギターを弾き倒している。さらに、この三つ巴のグルーブにプレミアムスーパーゲストとして、すかんちのキーボディストのドクター田中が参加! しかも、彼はなぜかキーボードではなく、ギターを手に登場し、「歯ぎしりが止まらない」でROLLYとギターバトルを繰り広げるのだった。

また、今夜のライヴで特筆すべきは、やはり7月5日にリリースを控えているニューアルバム『TRIPLED』の新曲が披露されたことだろう。ロジャーが“五十肩が痛い”と叫ぶように歌う痛快なロックナンバー「フィフティーショルダー」や佐藤ヴォーカルのファンクチューン「Let's get FUNKY」、ツェッペリンばりのヘヴィでタイトな「地獄の極楽」...ROLLYは“こんな変な曲をやっているバンドは他にいない”と言っていたが、ここでまでロックで遊べるバンドは確かに他にいないと思うし、むしろ彼らは少年期に聴いた音楽の支配を心底満喫している。

撮影:Mao Yamamoto/取材:土内 昇

The MANJI

ザ・マンジ:すかんちのROLLY、マルコシアス・バンプの佐藤研二、X-RAY/RESISTANCEの高橋ロジャー和久というロック30年選手たちが集結し、熱きパッションを注ぎ込んだロックバンド。2008年に1stアルバム『卍』、翌09年には2ndアルバム『puzzle』を発表。そして、17年7月、“THE 卍”が心機一転バンド名を“The MANJI”と改め、メジャー初となる3枚目のアルバム『TRIPLED』をリリース。

この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    1. ロックンロール中学生

  2. 2

    2. スーパーテクニシャン

  3. 3

    3. 卍 Part2

  4. 4

    4. サボテン

  5. 5

    5. 奇妙な隣人

  6. 8

    8. Ironside(Quincy Jones カバー)

  7. 10

    10. 歯ぎしりが止まらない

  8. 11

    11. 恋人はアンドロイド

  9. 14

    14. 難聴

  10. 16

    16. I Love Me

  11. 17

    <ENCORE>

  12. 18

    1.ハンティーフラッシャー

  13. 19

    2. TRIPLED

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