FLOW ライヴレポート　2016年03月26日

FLOW ライブレポート

FLOW

『FLOW LIVE TOUR 2016 #10』

2016年03月26日@Zepp Tokyo

写真提供:(株)アミューズ/取材:フジジュン

2016.04.05

FLOWが全曲にゲストアーティスト&クリエーターを迎え、ジャンルレスで多彩なコラボを実現した10枚目のアルバム『#10』を掲げて行なった全国ツアーのファイナル公演。アルバム同様、「虹の空」で勢いよく始まったステージに観客が両手を挙げて応え、会場が序盤から一体感に包まれる。激ヘヴィな演奏にTAKE(Gu)のライトハンドやギターソロが映えた「DARK SHADOW feat. TeddyLoid」、電飾で光るお面姿のKEIGO(Vo)や効果的な映像が異質な雰囲気を生む「JOY TO THE WORLD feat. キバオブアキバ」とアルバム収録の新曲が魅せ場を作る中、「DECATHLON feat. AFRA」ではシークレットゲストとしてAFRAが登場し、バンド・サウンドとヒューマンビートボックスの生コラボを実現。キレのあるビートとKOHSHI&KEIGOのラップが最高のケミストリーを生み、観客はヒートアップ。イントロに歓声が上がった「Steppin’ out」では会場中がタオルを回して熱狂し、ファンへの気持ちを込めた「光」の壮大な歌と演奏が心震わせると、「魑魅魍魎feat. 疾風」ではシークレットゲスト2組目として疾風が登場し、ヘヴィなサウンドに三味線の響きが深みと異様さを生む貴重な生コラボで会場を沸かせる。“アルバム10枚分の感謝を言わせてください”と感謝の気持ちを述べたKOHSHIが深々とお辞儀して、“これからもみんなにとって信じられるバンドになって、間違いない曲を作っていくから”と約束すると、たっぷり気持ちを込めて披露した「Good Days ~君を忘れない~」で本編をフィニッシュ。チャレンジ精神を忘れずに変化、進化を続けるFLOWの現在と10枚目に込めた想いがしっかり伝わってきた一夜だった。