Masafumi Gotoh作曲の歌詞一覧リスト  28曲中 1-28曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ホームタウンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohナッシング 実は何にもない それに先立って 夢も希望もない 無愛想な商人の 即席のリアリティを ゴミ箱に叩き込んで燃やそうぜ  蹴飛ばして 愛を確かめたい 君にまたがって 声を確かめたい 止まったエンジンと漲ったバッテリーも 彼のことを思い出してキメようぜ  俯いていては 将来なんて見えない ほら 雨上がりの空から 子供たちが覗いて笑う ホームタウン  「こんなことして何のためになるんだ」 そんな問いで埋め尽くされてたまるかよ ねえ そうだろう  交差点の向こう側 ハグしようか 何度も  俯いていては 将来なんて見えない ほら雨上がりの空から 子供たちが覗いて笑う ホームタウン
レインボーフラッグASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh野道に咲き誇る リンドウ 山肌の後先に待ち受けるヴァイオレント 花びらの上に朝露が煌めく日も 雨の冷たさで動けない朝でも  野道に咲き誇る リンドウ 川べりの孤独に鮮やかなヴァイオレット 花びらの側で足を休める合間を 風が駆け抜けるよう  歩み出した片足のスニーカーの靴紐 緩んだ地面の上 七色のアーチと自由なフラッグを掲げよう 胸を張って進めよ 迷い人  いつだって悲しくなって 失意のまま ゲットダウン 何処だってドアが閉まって 苦笑いで ゲットダウン  腹立ってもう嫌になって 逃げ出すように ゲットダウン 声だって小さくなって 忘れられる ゲットダウン  いつだって悲しくなって 失意のまま ゲットダウン 何処だってドアが閉まって 苦笑いで ゲットダウン  雨だって斜めに降って お天気予報よ シャツだって濡れてしまって 肌着のまま ゲットダウン  騒ぎ立てないで ママ 泥濘に取り残されても  歩み出した片足のスニーカーの靴紐 緩んだ地面の上 七色のアーチと自由なフラッグを掲げよう 胸を張って進めよ 迷い人  野道に咲き誇る リンドウ
サーカスASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi GotohTVショウの残骸の上で カッとなって旅に出よう 予定にない散財とキャッシュカード きっと来世まで持って行けはしないよ  町外れにサーカス 寒空にサーカス  レジもないような売店で 冷えたビールを買って乾杯しよう でも 愛想笑いのスキルを ピカピカに磨く暇なんてないかも  町外れにサーカス 寒空にサーカス  嗚呼 もう見飽きただろう 愛なき日々のハーフタイムショウ 滑舌の悪い彼のスピーチが終わるころ 出口で会いましょう  足こぎの車で綱渡る猿たちを笑うひと  嗚呼 もう見飽きただろう 愛なき日々のハーフタイムショウ 滑舌の悪い彼のスピーチも 終わる日が来るだろう  町外れにサーカス 寒空にサーカス  町外れのサーカス
UCLAASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh鈍い息を吐くトラック 咳を鎮めるドロップ 灰色の空気も吸い込むしかないだろう 誰の彼がどうとか アイツがウザいとか 割れた画面をスワイプ 撫でた指の先  満たされないけど 投げ出せそうもない 少しずつ何かを削るような毎日 だけど彼の声とか ささやかな自由とか わたしはわたしを抱きしめたいだけ  約束を交わそう 今 出会ったみたいに  凍える夜を堪えたように 怒鳴るような太陽を避けたように 今はまだ雨宿り 急ぐほど重要な理由もない  呼び声が君に届くように 出会うべき人と出会うように 君はまだ雨宿り 耳だけは澄まして時を待つ  目が覚めれば ほら 日常が待つだろう 急かすようなビートでボロボロになって クシャクシャの何かも誇るような地図でさ 確かめ合おう  約束を交わそう 今 出会ったみたいに  凍える夜を堪えたように 怒鳴るような太陽を避けたように 今はまだ雨宿り 急ぐほど重要な理由もない  呼び声が君に届くように 出会うべき人と出会うように 君はまだ雨宿り 耳だけは澄まして時を待つ
モータープールASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohスウィンギングバック 鄙びて沈み込む薬局(ファーマシー) 睡眠薬はいらない 夜はこれからさ  綻んだ顔を見なくなって久しい 目一杯 笑った 人の目もあるのに  静まるモータープール 色のない車 街灯とアイドリング オレンジの束  コインパース 焦ってぶち撒けたアイロニー 一枚ずつ拾った 夜はこれからさ  飼い犬たちが戯れ合って喧しい 鼻歌 歌った 好きな曲じゃないのに  静まるモータープール 色のない車 街灯の明かり オレンジの束  月夜の雲に 目を合わせて追えば 遠く旅客機が空をすり抜けて 流れる星を躱すんだ  どこまで行くんだろう
さようならソルジャーASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohさようなら ソルジャー 北限のレストラン 干からびたパスタと冷めたビーフ 歪んだスピーカー越しのトーク これからは君が会いに来て  脱ぎ捨てれば 僕たちは また オールライト  不意に腕を握って 急に好きだと言って 自由に空を渡った水鳥のように 数十年 羽をたたんで 今まで この風を待って 遂に君と出会った もう 離れないでよ  虹の架け橋と壊れた時計塔 硬く閉じたドアを開けて 南の島へと辿り着くまで  離れ離れた時を越え 偲んで 忍んで 日々に手を振り いつか綻んで安らげる日を思って 温め続けている  境界線の向こう  不意に腕を握って 急に好きだと言って 自由に空を渡った水鳥のように 数十年 羽をたたんで 今まで この風を待って 遂に君と出会った もう 離れないでよ  さようならソルジャー オールライト
Taxi DriverGotchGotchMasafumi GotohMasafumi Gotoh無愛想なタクシードライバー 雨降りの大通り 憂鬱で重量オーバー 過積載の違反キップ  街のほころびを結ぶように 固く握った手を解くように 飛び混んだトラフィックのなか アプリケーションの言う通り  傘は盗まれてた ずぶ濡れのデイバッグ背負って 遠く西のほうからささやかに太陽も 改札口の奥では君が凍りついていて ほら とりあえず珈琲でも  街のほころびを結ぶように タイトなビートの上で緩むように それなりのライフ&サヴァイヴァーズ 踊り明かそうか 土曜に  途絶えてしまった彼の声に ずっと縋って進めなくなって それなら丸っと 僕の肩に積み込んでしまって 歩き出せるね バイバイ  川上にのぼれば この街も 全部燃えてしまって 焼け野原 もう思い出せない昔の遠いことでも 連綿と今に向かって誰かが繋いでいて 僕らに渡しただけ  途絶えてしまった彼の声に 僕も埋まって 動けなくなって それならば ちょっと彼女の肩に両腕まわして やわらかくなって  途絶えてしまった彼の声に ずっと縋って進めなくなって それなら丸っと 僕らの肩に積み込んでしまって 歩き出そうよ バイバイ See you again
Farewell, my boyGotchGotchMasafumi GotohMasafumi Gotoh小さな箱に詰めた白百合と 木漏れ日に滲む薄い紅よ Farewell, my boy  見覚えのない この坂道を 登って少し行けば君の家さ Farewell, my boy Farewell, lovely boy  例えば 僕らはどこまでも捩れた首飾り こぼれ落ちた そのひとつ粒が 絡まった愛を解いて  Farewell, my boy Farewell, lovely boy
Easter / 復活祭ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh人気のないビルの前で止まらぬ回転灯 真夜中のアフターパーティ 踊り狂うゴースト 亡者になって貪り食って彼らは笑う 灰になって透明になって 更地の回転ドア  このまま連れ立って凍りつけよ 芯まで 何したっていいんだぜ 無視したっていいんだぜ このまま墓場で運動会さ 朝まで 何したっていいんだぜ 黄泉帰っていいんだって ねえ  裸になって 裸足になって 街へ飛び出そう 肉になって骨身になって正しく滅びよう  このまま裸で凍りつけよ 芯まで 何したっていいんだぜ 燃え上がっていいんだぜ このまま街場で生きながらの屍 何したっていいんだぜ 黄泉帰っていいんだって ねえ  気づかないフリでやりすごそうか ゴーストタウン それとも身体を温めようか ゴーストタウン  人気のないビルの前で止まらぬ回転灯 朝になってゴミ溜めになって 更地の回転ドア 入口だって出口だって どこにも見当たらないだろう ここが君の住む街だよ  このまま裸で凍りつけよ 芯まで 何したっていいんだぜ 燃え上がっていいんだぜ このまま街場で生きながらの屍 何したっていいんだぜ 黄泉帰っていいんだって ねえ
スローダウンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohあの夜 彼女は何をなくして この丘に立ったろう 彼は涙を流して 途方に暮れたんだろう  あの朝 君の背中を見送って どれくらい経ったろう やがて月日は流れて 薄れてしまうんだろうか  Baby, Slow down 都会の電車よ Baby, Slow down 雪原のモーターモービルよ Baby, Slow down 傷だらけの日々よ Baby, Slow down  道に咲いた一輪の花 そっと摘み取って 何気ない日に捧ぐ  君がいた あの日のまま そっと手を取って もう一度スローダンス スローなダンス  急な雨風が また 街の匂いを流してしまう 彼は今日も君を探して 未だ  Baby, Slow down 都会の電車よ Baby, Slow down 雪原のモーターモービルよ Baby, Slow down 傷だらけの日々よ Baby, Slow down  道に咲いた一輪の花 そっと摘み取って 何気ない日に捧ぐ  君がいた あの日のまま そっと手を取って もう一度スローダンス スローなダンス
ひかりASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh言葉など一言も出てこなかった 想いにもならないものが体を走って ポケットにはなけなしの空しさがあって 僕らは何処へも行けずにいる  どんなコードもふさわしくないと思った メロディでは辿り着けないと思った TVでは遠く街並が映って 僕らは何処へも行けずにいる  君の小さな指も 彼にはひかりのようだったろう 共に在った日を忘られずに 彼は生きて行くのだろう  スーパーマーケットの売り場をぼんやりと見渡して 何もかも都会の僕らには足りなかった 行列には並ぶ気にすらならなくて 僕らは何処へも行けずにいる  悲しみを打ち消すメカニズムはなくて 優しさを持ち寄るしか僕らはなくて TVでは遠く街並が映って 僕らは何処へも行けずにいる  彼と繋ぎ合った手も 彼女にはひかりのようだったろう 共に在った日を忘られずに 彼女は生きて行くのだろう  小さな指も 彼にはひかりのようだったろう 共に在った日を忘られずに 君は生きて行くのだろう  せめて僕は憶えていよう 東京の街で途方に暮れた日々を せめて僕は憶えていよう 圧倒的なこの無力を 花びら 春の風 木陰の居眠り 海辺の街並 君を思って祈る  小さな指も 僕にはひかりのようだったよ 共に在った日を抱きしめて 離さないで  繋ぎ合った手も 僕にはひかりのようだったよ 共に在った日を積み上げて 僕らは生きて行くんだよ
夜を越えてGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh音楽はあまりに無力なんて常套句に酔っても 世界をただ一ミリでも動かすことは出来るだろうか 悲しみだけが強かにレンズに映るけど 焼き増すだけならフィルムに埋もれるだけだろう  本当にそれで良いのか 本当にここでジ・エンドか  例えば身近な誰かが途方に暮れても 気付いてないような素振りで見て見ぬふりを出来るだろうか 遠くの街の出来事がニュースになっても 僕らはいつも他人事にして忘れてきたんだ  本当にこれで良いのか 本当にここでジ・エンドか 今 この場所がスタートだ  胸の想いが少し光って 星のない夜を温めた 途切れそうな細いロープを手繰って 闇と瓦礫を掻き分けて 辿り着いたんだ  重油の膜のように漂う悲しみも 光の届かぬ 冷たく深い海の底にも 確かな 命の息吹を  僕らはあまりに無力なんて君が嘆いても それでも何時かは何かを成し遂げてみたいんだ 現実という名の荒野で迷子になっても この日々を照らすイメージを  本当にこれで良いのか 本当にここでジ・エンドか 今 この場所がスタートだ  胸の想いが少し光って 星のない夜を温めた 途切れそうな細いロープを手繰って 闇と瓦礫を掻き分けて 辿り着いたんだ
マジックディスクASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh廻る 君と今 エイトビート ただし役目は終わりさ 銀のディスク ほら 退けよ そこ退けよ  踊れ 時代と寝るようなダンスビート つまり壱と零の群れ ハードディスクこそ 意味を そして分析を  ジャスト 今 君の希望 ロスト ほら 僕の理想  廻る 君とまだ エイトビート ただし役目は終わりさ 銀のディスク 押されても ここ 退かねぇぞ  時代を貫け エイトビート 群れる羊の最期さ ハードディスク増設を さらに増設を  ジャスト 今 君の希望 ロスト でも 僕は行こう  両手に愛とナイフ しけた顔をぶら下げて 守るべき形などない それはいつか消え失せて 折れそうでも ほら 僕は此処にいて 遠くても そう 君を想うよ  ジャスト 今 君の希望 ロスト ほら 僕の理想  ジャスト 今 君の希望 ロスト でも 僕は行こう  特に名前のない この喜びを集めて いまひとつ抑揚の無い日々に魔法を仕掛けて 折れそうでも ほら 僕は此処にいて 遠くても そう 君を想うよ
さよならロストジェネレイションASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh「将来の夢を持て」なんて無責任な物言いも 1986に膨らんだ泡と一緒に弾けたの  「何もないです」 それで「ロスト・ジェネレイション」か 忘れないで 僕らずっと此処でそれでも生きているの 息しているよ  「経済は底を打つはず」と博打打ちが煽るけれど 2010は僕たちを一体何処へ連れてくの  何もないです それならそうで 拗ねていないで この檻を出よう  「暗いね」って切なくなって 「辛いね」ってそんなこと言わないで 「暗いね」って君が嘆くような時代なんて もう僕らで終わりにしよう  「願いは叶います」なんて科白が空しく響いても それでも現在を生きることに何か希望を感じたいような  夢ではないです 頬をつねって 目を見開いて この檻を出よう  「暗いね」って切なくなって 「辛いね」ってそんなこと言わないで 「暗いね」って君が嘆くような時代なんて もう僕らで終わりにしよう  いつの間にか閉じ込められたのは言葉とこころの檻 自意識に埋もれて僕たちは内側だけを愛でているようだ 神様気取りで深く暗い沼の「自分探し」より 窓を開け その外側は何処へだって続いている  何もないな 嗚呼…何もないさ そうだ そんなものだ いつかは全部なくなって それでもせめて 君に会いに行こう  「暗いね」って切なくなって 「辛いね」ってそんなこと言わないで 「暗いね」って君が嘆くような時代なんて 今日でやめにしよう  それでは足りない? 何が足りないって言うんだろう 言え
青空と黒い猫ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh彼は手のひらを前に差し出して 溢れ出る透明を少し汲み取って 喉を潤して 深く ひとつ息をする それは東アジアの朝方の風景 捨てられた黒猫の様な彼だって 喉を震わせて 自分以外を呼んだんだ  嗚呼 傷ついた兵士も 物乞いの坊やの暮らす路地も そう 届かなくても 交わらなくても 空がいつもと同じ青さをたたえていたって  誰の身体もいつかなくなって永遠はないのだろう それだって 君の魂とどこか繋がっていたいと僕は思う  何もなくて 不安で 胸の奥を掻きむしるような日々も 彼は生きて 目を開いて振り絞るように生きて それは僕だ それはきっともうひとりの僕だ 或いは君自身だ  嗚呼 些細な嘘も 繊細な君が泣き暮れても 届かなくても 交わらなくても 空がいつもと同じ青さをたたえていたって  誰の身体もいつかなくなって永遠はないのだろう それだって君の魂とどこか繋がっていたいと僕は思うよ そう願うよ  いるの? あるの? 想い描いているよ
架空生物のブルースASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh架空生物の鳴き真似のよう 溢れ出した泣き声 夜を端に追いやって 話そう 気が済むまで  話題が尽きたら裸になろう 架空生物の物真似みたいなスタイルで抱き合って 壊そう 溶け合うまで  街の静けさが生々しくて むき出しの僕らは此処に在って それでも何処かしら頼りなくて 最深部で濁るブルーから這い出すために糸を吐いて その糸でいつか希望を編んで ありもしない羽で空を飛ぶ日を思う  無い目 開いて 両手も一つになって生えているの 夜になって細胞も液状になって流れて 何処にも行けないもの  朝日を待つなら歌おう 通奏低音になるまで 悲しみの在処をふたりで掘り当てたら お別れだね  街の静けさが生々しくて むき出しの僕らは此処に在って それでも何処かしら頼りなくて 最深部で濁るブルーから這い出すために糸を吐いて その糸でいつか希望を編んで ありもしない羽で空を飛ぶ日を思う
ラストダンスは悲しみを乗せてASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh今さらもう遠い君に向かって どんな声をかければ 「さようなら」の切なさにすがって 独り ただ夜に浸った  暗がりのカーブミラーをじっと 足を止めて覗けば 縦長に歪む世界で ずっと僕は生きているみたい  右も左も逆さまになるほど 青い果実の その青さを  悲しみよ 此処に集まれ 君だけに罪はないみたい 踊るしかないや 夜明けまで ここで燃やすほかはない トゥナイト  どこまでも続くビートに そっと身を浸して佇めば 土曜日の夜は世界にだって 忘れられているみたい  右も左も何もなくなるほど 青い果実の その青さを  悲しみよ 此処に集まれ 君だけに罪はないみたい 踊るしかないや 夜明けまで ここで燃やすほかはない トゥナイト  君は何処にいる?  「アイ・ラブ・ユー」では遠いよな 反吐が出る ほら 嘘くさくて 踊る 癒えないから 更ける夜 誰もいなくて  「アイ・ラブ・ユー」では遠いよな 反吐が出る でも溢れ出して 踊る 言えないけれど  「アイ・ラブ・ユー」
マイクロフォンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohため息混じりの海に沈んだ貝のよう 悲しみも希望も全部拾ってマイクロフォン  何気なく君がボソリと零した声でも 拾い上げて何処までも飛ばしてマイクロフォン  こんな声では それは浮かばないよな 届けたいのは誰? 底まで沈んだまま  波打ち際を這った巻貝も いつかは星空で光る夢を見る 三日月の日を待って這い出した僕らの この想いよ 響け どこまでも  ため息混じりの夜をすくってマイクロフォン 悲しみも希望も全部拾ってマイクロフォン  このままでは それは浮かばれないよな 君がいないのはなぜ? 底まで沈んだまま  波打ち際を這った巻貝も いつかは星空で光る夢を見る 三日月の日を待って這い出した僕らの この想いよ 響け どこまでも
ライジングサンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh溜め息見えるまで濃くなって 星も嘆くこんな夜には 月の裏巡って海まで 来る日々の打ち合わせしようよ  ビルの群れ 人影濃くなって 街が少し動き出した今日も 尽きない話だってこれまで 朝になれば空を登る太陽  そうさ 僕ら 今此処から 進む以外はないみたい 生まれたばかりの朝陽が燃え尽きるときを思うように ただ燃えている ギラギラと燃えている  クラスメイトたちは いつだって馴染めないゴシップネタを 今日もあの娘がはしゃいだってそれまで だけど少しも寂しくはないや  捻くれて日々を過ごす 捻くれと日々を過ごす 捻くれた日々を過ごして いつか大人になった  そうさ でもまだこれから なくしてばかりのライフスタイル 正午過ぎからの陽射しが 焼け付くような影を溶かすように ただ燃えている ギラギラと燃えている  永遠に君とまた会えないなんてこともざら すれ違ったあの日から誰とも会っていないの それがだって命よ だから僕は祈りを  そうさ 僕ら 今此処から 別々の道も良いみたい 遠く向こうで ほら 夕陽が赤い残像と揺れる  そうさ僕ら今此処から 進む以外はないみたい 生まれたばかりの朝陽が燃え尽きるときを拒むように ただ燃えている ギラギラと燃えているんだ
イエスASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh「繋いで」それだけを頼りに意気込んだ彼らの 屍 掻き集めるなら新しい何かを  イエス 今なら ほら だって後ならないぜ 誰だって例外じゃないのに 亡霊が彷徨い出す時代になって泣いたって遅いだろう?  イエス 今を そう君も  「繋いで」いるような素振りに掴まって浮かんでも 死ぬまで細胞は個の壁を乗り越えないだろう  イエス それも知っているんだ 後悔はないさ 誰にだってなれはしないのに 安直な共感を望んでアンドロイドのようになってしまう 本当はそうではない 「孤独」なんてバイブルが僕らを覆う そんな冗談を結構飲み込んだ奴らの手で  凍るリング コーリング音だけ響く夜に何がある? 神の降臨まで待てるほど猶予はないさ そう  イエス 今 もう何もかも捨てる イエス 今は そう君も  イエス 今なら ほら だって後なら無いぜ 誰だって例外じゃないのに 安直な共感を望んでアンドロイドのようになってしまう 本当はそうではない 「孤独」なんてバイブルに僕らはもう用がない それでは さようなら また会う日を
ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh街灯の相槌 沈む夕日のマーマレード 渡り鳥のお別れの鳴き声 欠けた瓶の縁 蓋は開いたままで 満たすように苦いドロドロの毎日  黒塗りのナイトホーク 少女が失くした両目 消えない青痣のような砂漠の悪い夢  白壁のハイスクール あの娘が隠した両手 誰にも悟られぬように願いを抱えたまま  涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるような そんな時を想っているよ  混ざり合って仕舞えよ  密林の骸骨 少年が目指した「永遠」 消えない青痣のような半世紀の長い夢  眠らないコンビニエンス 現代が手にした「永遠」 何処かに忘れられたような願いは 置き去りのまま並んでいたんだ  涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるような そんな時を想って どうか君よ 笑って  混ざり合って 笑い合って 混ざり合って行くよ
迷子犬と雨のビートGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi GotohKoh-ichi Fujimoto日溜まりを避けて影が歩くように 止めどのない日差しが路地を怒鳴りつけている 風のない午後を恨むような そんな土曜日の模様  人々は厚い雲で顔を隠して 行き場のない想いをずっと持って研いでいる 何もない街に埋もれても それでも 今でも  連なるウィンドウに並び立つ人形の悪い夢 それとも倉庫に隠れて塞いでいたって 埃だけ被って見つからない 誰の手にだって触れられない  僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう  曖昧な雨のビートの合図 寂しさが夜を満たす匂い 吸い込んだ雨が肺で泳いで 深く 深く潜るシーラカンス  曖昧な雨のビートの合図 捨てられた子犬の呼ぶ声 雑踏を分けて僕に届く ほら「誰か気付いて」と  僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう  夜の街角の 土砂降りになって震える迷子犬も きっと はにかんで笑う そんな日を思って 日々を行こう  僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう  生きて行こう
ソラニンMILLION LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMILLION LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONInio AsanoMasafumi Gotoh思い違いは空のかなた さよならだけの人生か ほんの少しの未来は見えたのに さよならなんだ  昔 住んでた小さな部屋は 今は他人が住んでんだ 君に言われた ひどい言葉も 無駄な気がした毎日も  あの時こうしてれば あの日に戻れれば あの頃の僕にはもう 戻れないよ  たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ  寒い冬の冷えた缶コーヒー 虹色の長いマフラー 小走りで路地裏を抜けて 思い出してみる  たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ  さよなら それもいいさ どこかで元気でやれよ 僕もどーにかやるさ そうするよ
新世紀のラブソングGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohあの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったとして それで今も抱えている後悔はなくなるのかな 十五年経ってもまだ捨てられない僕がいて 生活は続く 生活は続く  夕方のニュースで何処かの誰かが亡くなって 涙ぐむキャスター それでまた明日 そんなふうには取り上げられずに僕らは死ぬとして 世界は続く 何もなかったように  ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀  あの日 君が心の奥底を静かに飲み込んでいれば 誰も傷つかずに丸く収まったかな ボロボロになっても僕らは懲りずに恋をして 生活は続く 生活は続く  朝方のニュースでビルに飛行機が突っ込んで 目を伏せるキャスター そんな日もあった 愛と正義を武器に僕らは奪い合って 世界は続く 何もなかったように  ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀  覚めない夢とガラクタ商品 背負い込む僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす  変わりない日々をひたすら消費 縫い繋ぐ僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす  確かな言葉が見当たらない 言い当てる言葉も見当たらない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだ  本当のことは誰も知らない あなたのすべてを僕は知らない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだんだ  息を吸って 生命を食べて 排泄するだけの猿じゃないと言えるかい?  ほら 君の涙 さようなら旧石器 恵みの雨だ 僕たちの新世紀  ほら 君の涙 さようなら旧世紀 恵みの雨だ 僕たちの新世紀
藤沢ルーザーGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh割と良くある日々のすれ違いを 他人のせいにして拗ねる 心揺れる 独り善がりの僕は筋違いを 抱えたままで抜けて折れる一号線  高いビル 愛は? 僕はほら 何にもないや  社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ  もう真昼の太陽が正午過ぎの猥談 ビルはシラけないように笑った  人混み分けて這うように 逃げ腰ぎみの回覧 君が遠くで僕を呼んだんだ  そうだ 高いリール買おうか 今日はほら 天気がいいから  社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ
堂々巡りの夜ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh無限ではない ほらみろ 求めたってさ 虚しくない? いろいろ無くしちゃってさ  理由もなく 隣の犬が鳴いたな 寂しくない? 夜風のやさしさってさ  大した意味もないようなことが不安で今日も立ち止まる 無駄ならやめれば良いのに そう いつだって何回も繰り返すだけ  無限ではない ほらみろ 求めたってさ 虚しくない? いろいろ無くしちゃってさ  夢のような響きを叫んだってさ 誰もが拾うとは限らないから  大した意味もないようなことが不安で今日も立ち止まる 無駄ならやめれば良いのに そう いつだって何回も繰り返すだけ
絵画教室ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh繰り返しの日常に答えなどないから 悲しみに暮れるだけ 中学卒業のアルバムに刻んだ淡い願い 思い出して揺れる胸  芽生えてしまった感情を分かっているくせに放棄して 自分で作った愁情に浸らないでよ プラスマイナスの勘定で量っているうちに 心まで染まってしまったその色は 君じゃないだろ  闇雲に塗るキャンバスにイメージがないから ドス黒く濁るだけ 去年三回の分割で買った画材では未来など描けません  落としてしまった破片だけ探す暗中の道すがら 拾った希望がこの胸にハマらなくても 掛け違った現状を嘆くのならば後にして 気を抜いたその一瞬で消えてしまうから  街を飾った緑が光る夏の青い春を 赤く染まった秋にも凍る冬の刺さる白を  芽生えてしまった感情を分かっているくせに放棄して 自分で作った愁情に浸らないでよ プラスマイナスの勘定で量っているうちに 心まで染まってしまったその色は 君じゃないだろ
未来の破片PLATINA LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONPLATINA LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh些細な言葉や何気ない仕草で 綻ぶ思いをただ確かめたい僕の歌  悲しい顔して 切ないふりして 消えゆく思いをただ塞き止めたい今日の歌  雨の道を這ってるトカゲみたいにきっと何処かで 止むのを待っているのさ きっと僕を  繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る  些細な誤解や行き違う心で 綻ぶ思いをただ塞き止めたい僕の歌  過ぎ行く時間が奪っては壊して それでも思いを繋いでいてよ  溶け出す心 僕の声が途絶えた日から萌える色 繋いだ手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る  繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思っている  繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る  此処で光る君の破片 此処で光る僕の破片
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